ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25764-01
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

カテゴリ別のXLA関数の概要

TimesTen XLAは、データ・ストアへの更新を検出するために使用したり、独自のレプリケーション・ソリューションを構築するツールキットとして使用できます(「XLAとTimesTenイベント管理」を参照)。XLAは、永続モードまたは非永続モードのいずれでも初期化できます。

この項では、XLA関数をその使用方法を基準に分類し、各関数について簡単に説明します。XLA関数には、次のカテゴリがあります。

XLA永続モード関数

「XLAコア関数」に示されているXLAコア関数に加えて、永続モードでXLAを排他的に処理する関数には、次の関数があります。

関数
説明
永続モードでトランザクション・ログにアクセスするためにTimesTenデータ・ストアへのハンドルを初期化します。
1つ以上のトランザクション更新レコードをログから取得したことを確認します。
トランザクション・ログ・ブックマークを削除します。
データ・ストアのブックマークの現行読取りLSNを取得します。
データ・ストアのブックマークの現行読取りLSNを設定します。

これらの関数の使用方法については、「XLAイベント・ハンドラ・アプリケーションの作成」を参照してください。

XLAコア関数

次のXLAコア関数は、永続モードまたは非永続モードのいずれのモードのXLAアプリケーションでも使用できます。

関数
説明
TimesTenから一連の更新を取得します。
TimesTenから一連の更新を取得します。使用可能な更新がログにない場合は、指定した時間待機します。
ttXlaPersistOpenまたはttXlaOpenTimesTenによってオープンされたXLAハンドルをクローズします。
エラー情報を取得します。
エラー・スタック情報をリセットします。
表のすべての列に関する情報を取得します。
表に関する情報を取得します。
所有者および名前が指定された表のシステム表識別子およびユーザー表識別子を検出します。
表のXLAステータスを設定および取得します。
XLAのDATE値をアプリケーションで使用可能なODBC C値に変換します。
XLAのDECIMAL値をアプリケーションで使用可能なODBC C値に変換します。
トランザクション・ログのTIME値をアプリケーションで使用可能なODBC C値に変換します。
トランザクション・ログのTIMESTAMP値をアプリケーションで使用可能なODBC C値に変換します。
XLAの現行のバージョンを取得します。
使用するXLAのバージョンを設定します。
2つのXLAバージョンを比較します。

これらの関数の使用方法については、「XLAイベント・ハンドラ・アプリケーションの作成」を参照してください。

XLA非永続モード関数

注意: TimesTenでは、永続モードでXLAを使用することをお薦めします。

「XLAコア関数」に示されているXLAコア関数に加えて、非永続モードでXLAを排他的に処理する関数には、次の関数があります。

関数
説明
非永続モードでトランザクション・ログにアクセスするためにTimesTenデータ・ストアへのハンドルを初期化します。
XLAステージング・バッファのサイズを設定します。
現在のXLAのステータスを取得します。
XLAの統計カウンタをすべてリセットします。

これらの関数の使用方法については、「非永続モードでのXLAの使用」を参照してください。

XLAレプリケーション関数

XLAコア関数に関する項に示されているXLAコア関数に加えて、レプリケーション・メカニズムとしてXLAを排他的に処理する関数には、次の関数があります。

関数
説明
XLAハンドルに関連付けられているデータ・ストアまたはデータベースに更新を適用します。
送信側のデータ・ストアから受信した表記述内の指定した表が、受信側のデータ・ストアと互換性があることを検証します。
特定のキー値を持つ表の更新レコードを検索します。
トランザクションをロールバックします。
トランザクションをコミットします。
更新レコードの結果を表現するSQL文を生成します。

これらの関数の使用方法については、「レプリケーション・メカニズムとしてのXLAの使用」を参照してください。